※11月11日より冬季休業となります。
地元の人も知らなかった
抜群のロケーション
紅葉の山々を水面に映す湖の
絶景カフェへ
東京駅から4時間。旅の目的地がたった1軒のカフェだと言ったら、おかしなことだと思われるでしょうか。
「首都圏からうちのカフェを目的に訪れて、初めて西和賀を知りましたという方もいますよ」と語るのは、ネビラキカフェ店主の瀬川然(しかり)さん。JR北上線ほっとゆだ駅の駅前通りにあるレンガ色のカフェの魅力は、駅前の便利な立地とおしゃれな外観だけではありません。
「当初は、自分たちが住むための空き家を探していました。ロケーションの良さにこだわりたいと思っていたときに、この物件に出会いました。建物の裏手にまわると目の前には錦秋湖、地元の人も知らなかったような抜群のロケーションが広がっていたんです」と瀬川さん。
当時からネイチャーツアーガイドの仕事もしていましたが、この絶景を見ながらコーヒーが飲めたら最高だと考え、土間とガレージだった自宅の一画を改装してカフェを開業しました。
カフェわきの小道から敷地の奥にまわると、木のベンチやテーブルの席がある屋根付きのデッキが現れます。目の前には、水を湛えて空の色や周囲の山々の風景をさかさまに映し出す、雄大な錦秋湖。思わず漏れる「わあ、きれい……!」という感嘆の声。
壁や窓がなく最低限の柱だけで設計されたデッキ席は、抜群の景観に加えて、爽やかな自然の風が吹き抜ける心地よさにも癒されます。
「紅葉は10月中旬くらいから始まって、11月上旬がピークになります。このあたりの山はミズナラやカエデ、コナラなどの紅葉樹が多いので、赤や黄色のグラデーションが見られます。西和賀町の魅力は四季の景観が一瞬一瞬でうつろい、尊さを感じるところ。雪が多い地域なので、景色のほか、山菜やきのこなど旬の食べ物についても、季節ごとの変化が大きい場所です」と瀬川さんが教えてくれました。
ネビラキカフェではコーヒーのほか、ハーブティー、ユキノチカラ白ビール(地ビール)などのドリンクメニュー、西和賀産のベーグルやソーセージなどの軽食、ランチメニューも用意されています。
「なるべく地元の食材を中心に考えています。湯田牛乳公社のミルクや乳製品も豊富ですし、西和賀で採れたいちごをデザートに使ったりもします。お酒が好きな人は、ビールとソーセージを外のデッキで……なんておすすめですよ」。
岩手の短い秋をめがけて、澄んだ風に吹かれる西和賀カフェの旅に出かけてみませんか。
店舗データ
店名
ネビラキカフェ
URL
お問い合わせ
080-6023-8181
※11月10日より冬季休業となります。住所
岩手県和賀郡西和賀町川尻 40-57-8
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