NOTE旅ノート
2025/06/30
侍屋敷大松沢家
絶品スイーツと自慢の料理を堪能!
散策の途中に立ち寄りたい歴史を感じさせるカフェ
岩手県の南西内陸部に位置する金ケ崎町は、江戸時代の頃に伊達藩最北の地として重要な役割を果たしました。町内には南部藩との境を示す国指定史跡「南部領伊達領境塚」のほか、国選定「金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」として多くの侍屋敷が残されています。
江戸時代にタイムスリップしたかのような街の一角に佇むのが、今回ご紹介する「侍屋敷大松沢家」です。
かつて山林奉行を務めた大松沢氏という武士が暮らした屋敷を修繕し、カフェとしてオープン。スイーツやドリンクはもちろん、国産食材にこだわった自慢の料理も取り揃えていて、「散策の途中で休憩するのにピッタリ!」と人気を集めています。
抹茶を味わいながら紅葉を眺める至福のひととき
そんな歴史を感じる店内で味わっていただきたいのが、「抹茶とおからチーズケーキのセット」や「抹茶とゆべしのセット」です。和テイストのお菓子に優しい甘さを感じ、柔らかい口当たりの抹茶で爽やかな苦味を味わう。そして庭園に目を向ければ、艶やかに染まった紅葉が目を楽しませてくれます。
また、秋は季節限定のスイーツも登場。木のマスに入った可愛らしい「抹茶ティラミス(9月2日〜10月19日まで)」や、コクのある自家製マロンクリームがおいしい「モンブラン(10月21日〜11月30日まで)」など、秋を満喫できる品々です。どちらも数量限定なので、気になる方はお早めにどうぞ。
食事メニューでオススメなのが、オープン当時から変わらぬ人気を誇る「豆腐と豚肉のグリル」です。焼いた木綿豆腐に甘辛く味付けした豚肉を乗せ、醤油ベースのソースとチーズをかけて焼き上げた逸品。チーズはモッツァレラとゴーダ、パルメジャーノの3種類をブレンドして使用しています。
ほかにも国産鶏むね肉を低温調理でしっとり仕上げた「よだれ鶏」や、「カジキマグロのチーズサックサク焼き」、「チキン南蛮」など、目移りしてしまうような絶品メニューが用意されています。
町の人たちの思いが詰まった大切な侍屋敷
実はこの「侍屋敷大松沢家」は、カフェを始める前は⻑く空き家となっていたため、建物の傷みが進んでいました。それを地元の皆さんが「先人たちが残してくれた貴重な屋敷と庭園を、たくさんの人に見てほしい」という思いで少しずつ修繕していきました。
特に庭園の築山は、当時の名残りが色濃く残る場所。庭園を眺めながら、四季の移ろいを感じて暮らしていた武士たちの繊細な美意識が伝わってきます。
町の歴史と在りし日の姿を感じながら、ほっと一息つける癒やしのスポット。紅葉とともに穏やかな時を刻む「侍屋敷大松沢家」へ、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
詳細情報
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施設名
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侍屋敷大松沢家
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Instagram
- https://www.instagram.com/samuraiyasiki_oomatuzawake/?hl=ja
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お問い合わせ
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080-5552-2071
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所在地
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岩手県胆沢郡金ケ崎町西根達小路2-2
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マップ