世界遺産　平泉－仏国土（浄土）を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群－

令和６年、中尊寺金色堂は建立900年を迎えました

中尊寺　― 東日本を代表する平安仏教美術の宝庫 ―

中尊寺は嘉祥3年（850）に慈覚大師円仁により開山したと伝わり、1２世紀初頭、奥州藤原氏初代清衡公によって多くの堂塔の造営が行われました。

それは戦乱で命を落とした生きとし生けるものすべての霊を敵味方の別なく慰め、平等思想に基づく仏国土を平泉に建設しようとするものでした。そして、平泉は約100年の平和な繁栄の時代を迎えました。

鎌倉時代以降、建武４年（1337）の大火災や兵火などで多くの堂塔、宝物が失われましたが、中尊寺には今も数多くの文化遺産が伝えられ、3,000点以上の文物が国宝・重要文化財の指定を受けています。

✦中尊寺金色堂新覆堂

金色堂建立900年

2024年秋の行事

✦宝物館讃衡蔵企画展

✦中尊寺菊まつり

咲き誇る色とりどりの菊花が晩秋の境内を彩ります。

開催期間：2024年10月20日（日）～11月15日（金）

✦紅葉と菊花が境内を見事に彩ります

 

✦～紅葉銀河～参道ライトアップ

参道を彩る紅葉のライトアップが行われます。

開催日時：2024年10月26日（土）～11月10日（日）16:00～18:30

✦幾百もの灯りが紅葉を照らし出します

 

✦秋の藤原まつり

藤原四代追善法要から始まり、稚児行列、中禅寺能の奉納などが行われます。

開催期間：2024年11月1日（金）～3日（日・祝）

 

✦金色堂建立900年記念御朱印

✦８K画像データによる金色堂映像上映

金色堂内部の荘厳を高精細な映像により体感することができます。

開催期間：2024年1月23日（火）～

 

中尊寺の参拝

標高130メートルほどの丘陵に位置する中尊寺の表参道は、中尊寺坂下からはじまる月見坂と呼ばれる坂道です。

✦月見坂下から表参道を登り始めます

 

✦杉の古木が秋の紅葉に彩られます

 

坂の途中、右手の東物見台から束稲山（たばしねやま）と北上川、衣川を眺望できます。これまで幾千、幾万もの人々が様々な思いを胸に、この光景を眺めたことでしょう。

 

本堂、讃衡蔵、金色堂を巡り、さらに登っていくと山頂の最奥に白山神社と能楽殿があります。

✦法要儀式の多くがここで勤められています

 

✦中尊寺能が奉納される能楽殿

 

山頂のお休み処「かんざん亭」では、雄大な景色とともに、地元食材を使った食事やスイーツなどを楽しめます。ゆっくり、のびのびと過ごせるおすすめスポットです。

✦眺望も楽しめるお休み処

 

また、中尊寺では茶室でのお茶席、座禅、写経など様々な体験プログラムも用意されています。ぜひ、チャレンジしてみて下さい！

 

詳細情報

施設名

関山　中尊寺

お問い合わせ

電話番号：0191-46-2211

公式HP：https://www.chusonji.or.jp/

 

住所

岩手県西磐井群平泉町平泉衣関202

交通

JR平泉駅から車で約５分

東北自動車道平泉前沢IC又は平泉SICから車で約５分

マップ