秋は短し旅せよいわて【いわて秋旅キャンペーン】

秋旅 note Trip to Iwate in Autumn

2024/08/08

東北の三大荒祭、室根神社特別大祭

東北の三大荒祭、室根神社特別大祭

奥州の三大荒祭、室根神社特別大祭

6年ぶりに復活!JR一ノ関駅から大船渡線でらくらくアクセス。1300年の歴史に触れる!

 室根神社の特別大祭は、養老2年(718)に紀州の熊野から熊野大社の御神霊を勧請して以来、連綿として行われてきたものです。

 長い歴史をもつ奥州の三大荒祭として有名です。
 室根神社特別大祭は、祭りの古い形態を残した地域的特色のある大規模祭り行事として、昭和56年(1981)に岩手県無形民俗文化財、昭和60年(1985)には国重要無形民俗文化財に指定されました。

 室根神社の御祭神は、養老2年(718)、多賀城で蝦夷征伐にあたっていた大野東人(おおのあずまひと)が朝廷に請い、紀伊国の熊野神が当地に勧請されたと伝えられています。
 熊野神は、紀州熊野を発ち、海を渡り、唐桑半島の細浦(現宮城県気仙沼市鮪立)に着いた時に神意を伺ったところ、当時、鬼首山といわれていた室根山に鎮座の神意を表されました。
 大野東人は、矢越の民とともに白馬を仕立て、神輿を出迎え、行列をつくり、鬼首山を目指して進みました。一行は、途中で翁に粥をふるまわれるなどの歓待を受けました。神輿は、折壁の地に到着すると鬼首山に社殿が築かれるまでの間、仮宮をつくり安置しました。
 このようすを再現するのが室根神社特別大祭でのマツリバ行事といいます。勧請の年の故事にもとづき、旧暦閏年の次の年に大祭を継承してきました。

 三日目の未明に、室根神社の本宮、新宮の御魂移しが終わると、神官から陸尺頭に神輿の権限が移り、本宮陸尺、新宮陸尺がお互いに準備が整ったことを知らせ合う連絡が七回行われたのちに出立します。
 この行事は、午前4時に行われます。午前6時頃、大先司先乗り、御神馬、荒馬先陣、袰先陣、御袋神社背負騎馬等が途中山麓まで神輿をお迎えし、前後に供奉し、長刀役が、不浄を祓いつつ、先導します。
 午前7時過ぎ、室根山麓の蛇石の鳥居をくぐった両神輿は、先着争いを始めます。折壁町内を進み、マツリバに至った両神輿は仮宮に御着されるまでを争います。

 神輿が仮宮に御着になれば、献膳、神職の祝詞奏上など祭典の式が行われます。この行事は午前8時ごろに行われ、ほとんど祭りの行事が早朝に行われます。
    
 令和3年の室根神社特別大祭は、コロナ禍の影響により神事のみ執り行いました。各神役が出場しての室根神社特別大祭は、6年ぶりとなります。古式ゆかしき伝統のお祭りに、皆様、ぜひお出かけください!

① ➁

④

③

 5

⑥

詳細情報

施設名

室根神社特別大祭

期間・時間

令和6年10月25日から10月27日
国重要無形民俗文化財に指定された「室根神社祭のマツリバ行事」は、10月25日(金)から27日(日)の早朝までに行われる祭事

お問い合わせ

室根大祭協賛会(一関市役所室根支所)
電話:0191-64-3806
ホームページ:https://muronetaisai.com/

住所

岩手県一関市室根町 室根神社 折壁町内 マツリバ

マップ

秋旅 note
おすすめ記事一覧

ホームへ戻る